第6原則 目標達成と成功脳
人間は脳の使い方で自分の人生に、成功も失敗もどちらでも導き出してきます。
私たちは、脳を成功に向け意義深く使う必要があります



成功者の共通性に、自分が達成したい将来のなりたい姿、なるべき姿を 
明確に持っているということがあります。
成功している会社に共通していることも、将来の明確なビジョンを持っている
ことが挙げられます。
ではなぜ、これほどまでに、将来の姿を明確に描くことが、成功に貢献するんでしょうか。
それは、脳が目標達成のための方法を導き出してくれるかです。
とても不思議で信じられないかもしれませんが、脳とは私たちの現実を超えた
ものすごく不思議で強い力を持っているんです。


      私たちが見えている人それぞれの違う現実


私たち人間は、1人1人それぞれ違った現実を見ています。
成功者には成功者の見えている現実があります。
成功しない人には、成功しない現実があります。
見えてる現実が全然違うんです。

経営で成功している社長さんには、「経営で成功する方法」の現実が見えていますし。
経営で失敗する人には「経営はうまくいかない」という、現実しか見えていません。
世の中には、経営でうまくいく、たくさんのノウハウがありますが、失敗する経営者には
そのノウハウは方法、やり方が見えていないだけです。

私たちは現実を変えなければ、決して成功しません。

成功は難しい、成功者は何か特別の才能や能力を持っているんだ、
私は、お金も家柄も、学歴もないから成功は無理なんだ。
社長さん、もしこのような現実を持って未来へ向かっている人が、果たして成功するでしょうか。

目標がなければ、現実を変えることはできません。
過去からの惰性で、日々を過ごす結果になってしまいます。
過去からの延長線上には、今までと同じ平凡でつまらない現実しか出てきません。

過去の延長線が未来ではありません。
多くの中小企業や多くの人は、過去の延長が未来になっています。


未来は決して過去の延長線上ではなく、今日から続く未来は素晴らしいもの
に変えることが出来ます。
それは未来に目標を作り、その未来からやり方を導きだすことで、今日の現実を
変えることが可能となります。


     成功する目標設定


現在の問題を起こした思考では、その問題を解決することはできません。
新しい現実を作るには、新しい思考が必要です。
今持っている現実の執着を手放してください。
そして心がワクワクする目標を描いてください。
今持っている現実の執着を手放さなさなければ、ワクワクする目標を達成する現実を
信じきれないからです。

信じること・・・・信念が変わらなければ、現実は変わりません。

どんなに行動しても、根本にある信念が変わらなければ、その行動は
一過性になってしまいます。
多くのダメ経営者も、何とか業績を上げようと行動するでしょう。
しかし、景気が悪い、値段が通らない、銀行がお金を貸してくれない、社員の能力が低い
などという現実を持ったままの行動では、多くのダメ経営者と同じ現実に埋没してしまいます。

目標を持つ・・・・・そして、できると信じ現実の執着を手放す。

目標を持つと・・・・・思考が変わる
思考が変わると・・・・環境が変わる
環境が変わると・・・・行動が変わる
行動が変わると・・・・習慣が変わる
習慣が変わると・・・・新しい現実が生まれる

これが成功へのマイルストーンです。

網様体賦活系という脳の機能があります。
これは、思考を現実化させる働きを持つ脳の機能です。
たぶん、信じがたい話だと思います、信じなくて結構ですが、素直な心で読んでみてください。

人間の脳は「でも」「出来ない」「無理」などの否定的な言葉を発すると、出来ない理由を、
無理な理由をどんどん目の前に引き出します。
そして思考も行動もが停止してしまうんです。
ためしにテストをしてみましょう。
社長さんに質問です。
「社長さん1年以内に1億円を現金で稼げますか。」
声を出して下の3つを言ってください。

それは無理だ・・・・・
それは難しい・・・・・
そんなに稼げない・・・
この言葉を言うだけで「稼げっこない」という理由が、脳に出てきませんでしょうか。

もう1度社長さんに質問です。
「社長さん、1年以内に1億円稼ぐ理由を5つ考えてください。
そして、その目標を絶対に達成してください。達成できなければ死刑です。」
この質問では、1億円稼ぐ5つの方法を考えますでしょう。
そして、目標が達成しなければ死刑という、行動回避不可能な状況に自分を追い込む
ことで行動も伴うことになります。
私たちは肯定的な思考をもって行動しなければ、成功できないようにできているんです。
否定するということは私たちの進化成長にとって、最っともよくないことなんです。

具体的に説明しますと、目標を明確に持ち、必ずできると信じ続けると
網様体賦活系が目標達成のための方法を、目の前に現出させてしまうという機能です。
とても分かりにくい不思議な話ですが、成功者の脳の使い方は全てこの「成功脳」です。
私たちの世界には、自分の現実では見えていない現象が、自分の現実の外に無数に
存在します。
情報も、ノウハウも、お金の稼ぎ方も、女性にもてる要因も、幸せのなり方も、
経営を成功させる方法も、逆境を脱出させる方法も、健康を手に入れる方法も、
ですから、現実の執着を手放して、私はこうなりたいと強く念じ、出来ると信じ切ったとき
成功脳が、今の自分の現実の外にある、目標を手に入れる方法を、導き出してくれるんです。
これが網様体賦活系を有効に使う成功脳の活用です。


   居心地のいい変化のない場所から・・・・居心地の悪いチャレンジの場所へ


目標を設定し出来ると信じ、その信じる心を自分の中で確信にまで高めてください。
そして社長さん、外に目を向けてください。
たくさんの成功経営者がいませんでしょうか。
たくさんの資産家や、健康で人から愛され尊敬されている人もいますでしょう。
そのような、たくさんの素晴らしい人生を、歩んでいる人がいませんでしょうか。
その人たちは、何も特別な人ではないんです。
どんな人間でも、自分の現実を自分でつくることは可能です。

      自分の未来を予想できるのは自分だけです。

その予想する未来とは、自分で目標を作り信じ切って進むことだけです。
現在の居心地のいい変化のない場所から、目標へ向かって1歩踏み出すことは、
恐怖が伴いますし、とても勇気が必要です。
そこは拒否され否定されることがあるかもしれません。
人前で未熟さによる恥をかくこともあるかもしれません。
なぜなら、居心地の悪いチャレンジの場所だからです。
でも踏み出さなければ、現実は変わりません。踏み出さない結果、時代に取り残され
失敗の人生に終わります。

        目標へ進む道

目標へ向かって進む道は、決してすぐに成果をもたらしてはくれません。
物理学の法則があります。

止まっているものは止まり続ける習性を持っている。
動いているものは、動き続ける習性を持っている。


目標へのチャレンジも、物理学の法則は当てはまります。
社長さん、初めはなかなか成果が見えて来ないものなんです。
やってもやっても、本当にうまくいくんでろうかと、挫けることも諦めかけることも
あると思います。
どうしたら成功するか・・・・やり続け、努力し続けることで必ず成功は手に入ります。

ホッケースティックカーブという概念があります。
何かといますと、社長さんアイスホッケーのスティックを思い出してください。
地面を這うような先端から、急激に柄のほうへ曲がったアルファベットの「J」の形状を
していませんか。
横軸を時間、縦軸を成果として、収益曲線といいます。
物事が成就する道のりは、このホッケースティックカーブのように、最初はなかなか結果は
出なくともある地点を超えると、急激に成果が表れ始めることを例えています。
多くの失敗者は、このターニングポイントへ来る前に、諦め挫折してしまうんです。
せっかく成功がすぐそこまで来ているんですが。
なぜ挫折してしまうかはたった1つ、出来る、私はやる、という「信念が揺らぐ」からです。

アメリカの西部開拓時代、ゴールドラッシュを夢見て全財産をはたき、金山を買った
開拓者がいました。
家族で西部へ移住し、一攫千金を目指した金鉱掘りの生活が始まりました。
近くの山では、金が出ています。ですから自分の山にも金鉱はつながっているはずだ、
と思い、来る日も来る日も掘り続けました。
しかし金は出てきません。
近郊掘りは、とうとうある決断をしました。
きっと金脈は自分の山の方向ではなく、違う方向へ曲がっているんだろう。
信念が揺らぎ、信念を捨てた瞬間です。
この開拓者のとった決断とその後・・・・・続きは後記で

        成功脳と失敗脳の3つの活用例

1.行動を成功へと向かわせる脳の使い方

私たちの行動のすべてのは、実は脳が先にその行動をイメージしてから行われます。
この問題を解決したい。あの悩みを解消したい。
あれが欲しい、これをしたい、などなどのことをイメージしています。
イメージするとは、脳が思考することです。

脳の思考のサイクルと行動の関係は、脳が何らかの行動を思考します。
するとその思考が感情へ伝達され、その行動は「快楽」か「苦痛」かを判断します。
「快楽」の感情は「衝動」へつながり行動へ移ります。
「苦痛」の感情は、行動回避へ繋がります。
私たちが成功するためには、私たちの脳が持っている本能を変える必要があります。
快楽とは、目先的な欲求を満たすことであり、私たちは目標を持ち強く意識をしないと
目先的な快楽に流されてしまいます。
それとは逆に、苦痛とは長期的に好ましい結果につながることが多くあります。

勉強をしたり本を読む、健康のために朝早く起きて運動をする。野菜を中心とした
体にいい食事をとる。
そんなことより、TVを見たり、パチンコをしたり、ごろごろしていたりしていたほうが楽です。
朝の運動は辛くてやりたくありません。こってり焼肉や、飲んだ後のラーメンは
体に良くないと思っても、ついつい目先の欲求に負けて食べてしまいます。
タバコもやめられません。このように苦痛は避けて快楽を求めることが本脳です。

私たちが成功するためには、この本脳の快楽と苦痛を意識的に、逆にする必要があります。
勉強したり本を読むことは、将来の成功につながり収入の増加をもたらす。
朝の運動や、野菜中心の食事は健康で素晴らしい肉体を作り、いつまでも若々し
く女性にもてる。
このように普段からこの本能的快楽を「苦痛」に関連させ、本能的苦痛を「快楽」と
関連付けることで、行動を成功へ向かわすことが出来ます。

2.成功する思考方法と、失敗する思考方法

失敗する思考方法は、痛みや悩み、不安、恐れなどを解決、解消したい
また、私にはできな、私には無理だ、などののネガティブな思考です。
例えば、
病気になりたくない。どうしたらいいだろう。
貧乏になりたくない。どうしたらいいだろうか。
資金繰りが回らなっかたらどうしよう。
彼女に逃げられたらどうしよう。等の思考です。
その目標は大きすぎて、私にはとて出来ない。
私は人前で話すことが苦手でとてもそんなことできない。

これらの言葉は、ネガティブなことを回避したいを思う思考法です。
大半の人は、このようなネガティブを回避する思考をします。
すると脳は病気、貧乏、資金繰りが回らない、彼女に逃げられる、話すことは苦手
という言葉に反応してしまい、そのようになる現実を導き出してしまいます。

成功する思考方法は、こうなりたい、ああなりたい、私は出来る、私はやる、などの
ポジティブは思考です。
病気になりたくない、ではなく健康になるにはどうしたらいいか。
貧乏になりたくないではなく、お金持ちになるためには。
資金繰りが回らないではなく、お金を残すことを考える。
もっと突っ込めば、売上を2倍の10億円にして利益を2億円出すためには。
彼女に逃げられることではなく、彼女に愛されるには。
その目標を達成するにはどうすべきか。
このように思考すると脳は、健康、お金持ち、お金を残す、彼女に愛されるという
言葉に反応してポジティブな結果が得られる現実を導き出します。

この2つの思考法の根本的な違いは、求めていることが、ポジティブな目標を達成したいか、
ネガティブなことをを回避したいかです。
ネガティブなことを回避したいと考えていると、脳が考えているネガティブなことに
なるような状況や現実、情報をどんどん自分の目の前に引き出してきます。
脳にポジティブんなことを達成したいためには、どうすればいいかをいう質問型に
変えると、脳は達成のための状況や、ノウハウ、情報、やり方などをを導き出してきます。
成功するための脳の使い方は、この成功脳を使わないと、「絶対」に成功はできません。

3.言葉による成功脳と失敗脳

言葉は大きく2つのグループに分類されます。
幸せになり成功する言葉
この言葉には3つのカテゴリーがあります。
そして社長さん自身またご家族、そして社員さん全員がこの幸せ成功言葉で生活し、
仕事をする環境が出来れば、幸せと成功は向こうから自然とやってきます。

  ① 真心の言葉
  ② 感動を表現する言葉
  ③ 希望に心弾む言葉

不幸で失敗する言葉
この言葉は、もう頭から削除して、絶対に使わないにしてください。

  ① 愚痴、泣き言へつながる言葉
  ② 批判、否定へつながる言葉
  ③ 無責任、無関心へつながる言葉集

参考の言葉集は、PDFファイルをアップロードしておきます。
     
               

いい言葉を使うと実は脳の回路がポジティブ回路へカッチと切り替わり、いい思考が
生まれます。
いい思考が生まれると、脳はいいことばかりを目の前に現出させるように働きます。
ですから、いい言葉を使い続けていると、いい思考が生まれ日々いいことが
現出して最終的にはいい人生が作れるようになります。
脳の思考はそれほど重要なんです。
明るく前向きでいい言葉(ポジティブな言葉)を使い続け、決して愚痴や泣き言
否定、批判的な悪い言葉(ネガティブな言葉)葉使わないでください。

この文章を読んだ今から、明るく前向きでいい言葉(ポジティブな言葉)を使い続け、
私はなる、私は出来るという信念を固めてください。
そして、決して愚痴や泣き言否定、批判的な悪い言葉(ネガティブな言葉)は、
今後一切使わないと、決断してください。

必ず実行してください。
1週間で自分の環境に変化が訪れるでしょう。
そして見えてくる現実が変わっていくことを、体感することになります。

ゴールドラッシュを夢見た開拓者の結末。
開拓者は多分ここに金は出ないと、信念が揺らぎ、信念を捨てた瞬間です。
そして開拓者は、二束三文でその鉱山を手放しました。
その鉱山を買った坑夫は、必ず金脈は来ていると信じ、その後を掘り続けた結果、
わずか3ヶ月後に大量に金が眠る金脈を掘り当てました。

この話を偶然と考える社長さんもいるでしょうが、金が出るとか、出ないの話ではなく
途中で諦めたら絶対に成功はないことを、はっきりと認識することの例えです。

世の中には、たくさんの成功法則や成功哲学が氾濫していますが、いかに成功者が
少ないかは社長さんも現実の世界で認識していると思います。
なぜでしょうか。
社長さん、人間の脳は、アインシュタインも、社長さんも、社長さんの奥さんもみんな
同じ機能と能力を備えているんです。
成功するためには、時間を無駄に使わず成功に必要な勉強をしたり、行動を
しなければならないことは分かっています。
諦めずにやり続けることが、成功につながることぐらい、多くの人は頭では分かっています。
でも、できないし続かないんです。
それは、成功のために脳をうまく使っていないことに原因があるんです。

この章では基本的なことの解説にとどめていますが、今後ステップアップコンテンツで、
社長さんが今まで聞いたことがないような、「単純で明快で無理がなく楽しく」
成功へ歩むための成功脳の使い方を、習得していただくためのノウハウと実施方法などを
詳しく解説、紹介していきます。