第2章 成功経営のための7つの基本原則
    第1原則    理念・ビジョン・ミッション ・価値観・行動基準
    第2原則    効率的業務組織・人事編成
    第3原則    圧倒的売上倍増マーケティング
    第4原則    成功スケジューリング
    第5原則    社員モチベーションの向上
    第6原則    目標達成と成功脳
    第7原則    健康・活力・エネルギー


     成功の絶対原則・・・・・不適切を排除し、適切なことを実行する
 
       適切な行動と不適切な行動

私たちは仕事であれ私生活であれ、日常の行動の中に不適切なことが多すぎます。
この不適切が、私たちの成功の足を引っ張っているんです。
社長さん、会社の各部署並び担当する社員の仕事を、固定観念を捨て今と
全く違う視点で見てください。 
仕事とは何をやったかという実施が重要ではなく、成果を出すことが重要なんです。
日常の仕事の中に成果を出すこととは程遠い、不適切な仕事がなんと多いことか。
この不適切を省くことで、赤字の会社でもそのほとんどは、営業収支を黒字化に
できます。

では社長さん、日常の行動はいかがでしょうか。
人間関係は適切な人間との付き合いができているでしょうか。
食事は体にいい適切な食生活になっているでしょうか。
人間にとって睡眠は、健康の根本です。睡眠の質と時間は適切でしょうか。
健康のために適切な運動を、生活習慣の中に取り入れているでしょうか。
内臓の働きは適切でしょうか。消化器系は適切に機能しているでしょうか。
循環器系は適切に流れているでしょうか。
体に悪いものを食べたり入れたりしたら体は壊れます。

社長さん、脳に悪い情報や知識を入れるとどうなると思いますか。
実は脳も壊れてしまうんです。
脳に適切な情報や知識を入れないと、脳は適切に働きません。
脳に悪い情報や知識を入れ、不適切な行動をしている人がなんと多いことか。
時間は不適切な使い方になっていませんでしょうか。
一般の多くの人は「時間をどう潰そうか」といいます。
私などは、勉強したり、仕事をしたり、本を読んだり、セミナーをやったり、運動したり
適切な睡眠時間をとったり、趣味のピアノやギターの練習をしたり、適切な行動を
行なうのにいくらでも時間がほしいところです。
「時間をどう潰そうか」なんてことは、不適切で失敗の人生の象徴のようなものです。

社長さん、会社の部署の仕事並び、社員さんの仕事をよく分析して、不適切なことを
30個以上書き出してください。
自分の生活習慣の不適切を20個書き出してください。
同じように、会社にとって適切なこと自分の私生活にとって適切なことをそれぞれ20個ずつ書き出してください。

       私たちの必要な3つの力

私たちの行動の98%は本能で行動しています。
誰しも自分は理性的に行動していると勝手に思い込んでいるだけです。
ですから、いいことだと思ってもほとんど始まられません。
初めたとしても、一時だけですぐにあきらめてしまいます。
悪いことだと思ってもやめられません。
私たちが「成功するために必要な力は3つだけ」なんです。

1.いいことだと思ったら・・・・・・・はじめる力
2.そのことを・・・・・・・・・・・・・・・続ける力
3.悪いと思ったことを・・・・・・・・ やめる力


この3つの力が、適切なことと、不適切なことに働けば、会社もうまくいきますし、人生も
成功への道を進むことになるんです。

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     短期的成功と、長期的成功



継続性のある成功はすべて、原理原則の上に存在しています。
成功という事象はどういうことでしょうか。
成功には2つの種類があります。

     短期的成功と、長期的に継続する成功。

そして短期的成功に関して言うと、原理原則に沿った短期的成功と、偶然手に入れた成功があります。

原理原則に沿って手に入れた成功は、長期的に継続しますが、偶然手に入れた
目先の成功は、すぐに失うことになります。
原理原則をはずした成功の継続など絶対にありません。
たとえ宝くじが当選し数億円という幸運が舞い込んできても、その後の生活における
原理原則を外してしまうと、数年後には一文無しどころか、借金まで抱えてしまう人がいます。
経営の逆境を招くことも、一部に外的な要因があることも確かですが、その多くは
原理原則を外した経営の結果です。

健康面ではどうでしょうか。
私たちの人生は、幸せになるための営みです。
その原点は何といっても健康が支えてくれるものです。
私は絶対に病気はしない、体も常に均整のとれた体になっているんだ。
と、いくら強く念じても体に悪い物を食べ、たばこを吸い、夜更かしをし、
運動もしなければ、いったいその思いはかなうんでしょうか。
健康で均整のとれた体を維持するには、それなりの原理原則を守らなければ
達成できません。

お金を稼いで資産家になることを、目標にしている人も多いでしょう。
アメリカに「となりの億万長者」という大ベストセラーの本があります。
日本でも翻訳されていますので、アマゾンでも買えます。
大変に興味深い真実が書かれています。
資産を残す人の原理原則の生活習慣や行動と、一見資産家のように見えるが、
資産を残すための原理原則を踏み外している人の対比が面白く書かれています。

ここでも原理原則の法則が歴然と生きています。

私たちは常に未熟な状況にいます。
ですから日々成熟へ向け努力をしているんではないでしょうか。
そう、今は成長の過程なんです。
すべての人は、この成長の過程という、今の現実を見て生きているんです。
ですから、すべての人の成長の過程が違うように、見えている現実も人それぞれ違います。

進化成長している人の現実には、正しい原理原則が見えていても、
成長の遅れている人は無知であるがゆえ、正しい原理原則が見えずに
間違った道を正しい思い込み、失敗の道へと進んでいることがあります。
本人にはその行動が、原理原則に沿った正しい道かどうかは見えていません。
多くの学びによる知識と経験が、私たちの知恵を育みます。
素直に学ぶ心によって育まれた知恵が、私たちに正しい原理原則の判断を
導いてくれています。

否定、批判が多く問題の原因を外的な要因に求める姿勢は、成長を阻害します。
私たちの身に起こる問題は、原理原則を無視した自らの行動原因の結果です。
いま、社長さんの会社が経営危機であるとします。
実はその状況は、今の社長さんに一番ふさわしい状況なんです。
そして社長さんが、経営危機意を乗り越えた学びの向こうに来る、安定経営は、
進化した社長さんに、ふさわしい現実となって現れるだけなんです。

社長さん、永続的繁栄経営という長期的な成功はすべて、原理原則の上に
築かれていることを知ってください。

     原理原則は、学びによって見えてくるものです。
     真実の学びは行動によって身に付くものです。


学びにとって最も必要なことは、将来に対して目的意識を持ち、目的を達成する過程に
目標を設定して行動することです。

  1.目的を何に設定すべきなのか。
  2.目的を達成するための期間目標を設定してください。
  3.目標を達成するための手段、方法を計画してください。
  4.目標を達成するために今やるべきことを決めてください。

        目的となる原理原則は1つ

生きる目的とはなんでしょうか。
会社経営の究極的な目的とはなんでしょうか。
私たちは意識してであっても無意識にでも、何らかの目的に向かって日々
行動をしています。
生きる目的がなく、ただ目先の自我の欲望のみで行動していては、どんな人間に
なるんでしょうか。
自分だけが良くなりたいと、我欲の本能で会社経営をしていて、その会社は
良くなるでしょうか。

   私たちは、原理原則にかなった目的を持つ必要があります

個人であっても、会社(法人)であっても成功への原理原則的な目的は1つです。

私たちは人に価値を提供し喜こびを与えるために、この世に生まれてきたんです。
そして、提供した価値や喜びが、自分への報奨として戻ってきます。
ですから私たちの生きる原理原則とは、自分が進化成長し人の役に立つ価値を
提供し喜ばれ、しっかりと報酬をいただくことにあります。
個人であっても会社であっても、この原理原則は普遍的なものです。

自らも幸せになり、正しい人生とは、
そして社員さんとお客さん、取引関係者から信頼され協力される経営とは。
    人の役に立ち
    人に必要とされ
    人から喜ばれ
    人から信頼され愛される人生
    そんな人生が、いい人生ではないんでしょうか。

人を社員さんやお客さん、取引先さんに置き換えてみてください。
    社員さんやお客さん、取引先さんの役に立ち
    社員さんやお客さん、取引先さんに必要とされ
    社員さんやお客さん、取引先さん喜ばれ
    社員さんやお客さん、取引先さん信頼され愛される会社
    そんな経営をするが、いい会社ではないんでしょうか。
    そんな社長さんが理想像ではないでしょうか。

私たちは常に、原理原則を基準として判断し、行動しなければなりません。
とかく陥りがちなことは、自分で考える常識とか慣例などの過去の執着で判断し、
行動したときに間違いを犯すものです。

         常識という幻想

常識とはいったいなんでしょうか。
すべての人は、成長の過程にある今の現実を見て生きているんです。
ですから全ての人は違う現実に中で行動し、その現実がその人にとっては
真実の現実です。
実は常識というものも、すべての人が画一的で標準的な基準を、持っている
わけではないんです。

それでは、慣例はどうでしょうか。
慣例もまた、過去からの惰性とか習慣が蓄積され、その上にひかれたレール
みたいなものです。
社長さん考えてみてくいださい。
過去からの惰性や習慣の延長線上に、本当に素晴らしい未来があるんでしょうか。
常識や経験だけでは、新しいことに遭遇した場合、どうしても解決がつかず、
そのたびにうろたえることになるからです。
かねてから原理原則に基づいた判断をしていれば、どんな局面でも迷うことはありません。

原理原則に基づくということは、人間社会の道徳、倫理といわれるものを基準として、
人として正しいことを正しいままに貫いていこうということです。
人としての道理に基づいた判断であれば、時間、空間を超えて、どんな環境でも
通じていくものです。
そのため、このような判断基準を常に持っている人は、未知の世界に飛び込んでも、
決してうろたえたりはしないのです
新しい分野を切り開き、発展していくのは、豊富な経験を持っているからではありません。
常識を備えているからでもありません。
人間としての本質を見すえ、原理原則に基づいた判断をしているからです。

そして本質とは・・・・・・
もう一度言います。

    人の役に立ち
    人に必要とされ
    人から喜ばれ
    人から信頼され愛される人生


それでは、成功経営のため「第1の原則 経営理念、ビジョン、ミッション」へどうぞ。

                                           
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